6. RNAの安定化および機能活性化
RNA Stabilization and Activation
生体内においては、RNAはDNAよりも非常に不安定で、迅速に分解されることがわかっています。これは、コムギ胚芽抽出液(WGE)中でも同様で、RNAを効果的に使用するためには、その安定化が必要不可欠です。また、RNA機能自体の活性化も有効な手段となります。そこで当研究室では、RNAの『安定化』ならびに『機能活性化』技術を「創る」研究を行っています。
(図:当研究室で開発したRNA安定化法の例)
(Org. Biomol. Chem. 2015, 13, 1008.)
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その他の研究プロジェクト
1. 真核系人工リボスイッチの開発
2. 真核系trans型RNAスイッチの開発
3. 新機能性タンパク質の創製
4. 微量核酸検出バイオセンサーの開発
5. 生体物質担持ナノマテリアルの創製
6. RNA安定化および機能活性化法の開発
7. 人工細胞バイオセンサーの開発
8. 人工アプタマー薬の創製
9. WGE内発現の高効率化
"Making the simple complicated is commonplace; making the complicated simple, awesomely simple, that's creativity"
- Charles Mingus