3. 新機能性(リボ)タンパク質の創製
Engineering of Novel Functional Proteins and Riboproteins
タンパク質は通常20種類のアミノ酸で構成されており、その順序がタンパク質の構造や機能を決定しています。つまり、アミノ酸を”うまく”並べることで、 「新しい機能」を持ったタンパク質を産出できる可能性があります。一方、既存タンパク質のアミノ酸を機能性分子などで修飾することによって、通常のアミノ酸だけの構成では実現困難な「新しい機能」を付与するアプローチも可能です。
我々の研究室では、後者に焦点を当て、『多機能なタンパク質』や『機能制御が可能なタンパク質』を「創る」ことを目標としています。そのために、タンパク質の高効率な部位特異的修飾法の開発や、機能性RNAとタンパク質を結合させた機能性リボタンパク質(RNA/タンパク質複合体)の創製を試みています。
(図:タンパク質の部位特異的修飾法の一例)
(Org. Biomol. Chem. 2016, 14, 2671-2678.)
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その他の研究プロジェクト
1. 真核系人工リボスイッチの開発
2. 真核系trans型RNAスイッチの開発
3. 新機能性タンパク質の創製
4. 微量核酸検出バイオセンサーの開発
5. 生体物質担持ナノマテリアルの創製
6. RNA安定化および機能活性化法の開発
7. 人工細胞バイオセンサーの開発
8. 人工アプタマー薬の創製
9. WGE内発現の高効率化
"Making the simple complicated is commonplace; making the complicated simple, awesomely simple, that's creativity"
- Charles Mingus