【学会発表】第47回 日本分子生物学会年会でM2の木下さんがポスター発表を行いました

2024年11月27日に第47回 日本分子生物学会年会で、M2の木下愛梨さんが「Antigen Design for the Development of an Early-stage Breast Cancer Diagnosis Detecting Breast Cancer Patient-Specific Autoantibody Titers」という演題でポスター発表を行ないました。
私達の研究室では以前から、乳がんのスクリーニング診断を行うために乳がん患者の血液で増加している自己抗体の探索に取り組んでおり、プロテインアレイとAlphaScreenを用いて有望な乳がん自己抗体・自己抗原4種を同定していました。これらも自己抗体は0期の早期乳がん患者でも増加していたので、健康診断などで採血した血液試料をお用いて乳がんの早期スクリーニングを行うバイオマーカーとしての利用が期待できます。
今回の発表では、2つの自己抗原の大腸菌発現系を用いた生産と、それぞれの自己抗原に自己抗体が結合するエピトープ領域の絞り込みを検討しました。大腸菌で生産した抗原断片を用いて、ELISAアッセイで乳がん患者の自己抗体を検出しました。今後、この抗原タンパク質を用いた乳がん診断キット作製を産学共同研究で進める予定です。

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