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PROSセミナー&大学院特別講義を開催しました
2016.04.13
学会・セミナー
プロテオミクス研究部門
17:30~19:00
医学部 基礎第1講義室(総合研究棟2F)
このたび、プロテオサイエンスセンター プロテオミクス研究部門主催の
PROSセミナーを開催しました。
皆様のご来場、心よりお礼申し上げます。
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【演題・演者】
「大規模プロテオーム解析によるANCA関連血管炎の新規活動性マーカーの同定」
愛媛大学 大学院医学系研究科 血液・免疫・感染症内科学
長谷川 均 特任教授
「自己免疫性・変性疾患における翻訳後修飾異常 ―病態解析とバイオマーカー探索―」
聖マリアンナ医科大学大学院 疾患バイオマーカー・標的分子制御学
黒川 真奈絵 准教授
関節リウマチや血管炎症候群などの自己免疫疾患、またアルツハイマー型・レビー小体型認知症などの神経変性疾患は、未だ病因・病態が不明であり根治的治療が確立されていない。自己抗体の産生は抗原蛋白質の異常を示唆し、細胞の変性も蛋白質の異常な沈着や封入体の形成が原因となる。それらの原因の一つとして、翻訳後修飾の異常が考えられる。当研究室ではこれまで、断片化を含む翻訳後修飾異常を網羅的に解析することにより、疾患バイオマーカー或いは治療標的となる候補の修飾蛋白質を検出してきた。これら未知の修飾蛋白質の発見が、新規の検査法確立や創薬へと繋がる戦略となることが期待される。

