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最先端研究紹介「データサイエンスと運動器科学」(今井 祐記 教授)

2023.07.25
研究
病態生理解析部門

愛媛大学プロテオサイエンスセンター 病態生理解析部門 今井 祐記 教授の研究について、愛媛大学公式ホームページ「最先端研究紹介 infinity」に掲載されました。同記事を一部抜粋し下記のとおり、ご紹介させていただきます。

<研究の特色>
私たちは、近年急速に拡大・成長しているビッグデータを応用して、データサイエンスに基づいて、運動器を理解することに挑戦しています。
自分達で取得したデータに加えて、公共データベースに登録されている様々なビッグデータを独自に解析して、運動器の維持に必要な遺伝子を抽出することで、新しい分子メカニズムの発見と、その遺伝子の機能をコントロールすることで治療法開発につながるような取り組みをおこなっています。

<研究の魅力>
このようなデータサイエンスを応用した研究では、ある一つの遺伝子に最初から固執するのではなく、まずバイアスのない考え方で、多くの遺伝子を網羅的に解析し、運動器の健康維持や疾患病態のコントロールに重要な遺伝子に出会うことができます。これまでは全く考えも及ばなかった新しい発見がそこにあることが、大きな魅力です。また、このような新しい発見は、これまで誰も見ることのなかった事実と出会えるのみならず、健康長寿を獲得するための新しい治療法の開発にもつながる可能性があることも大変な魅力と言えます。

<この研究を志望する方へのメッセージ>
研究は、「なぜなんだろう?」といった単純な疑問と、それを「知りたい!」という知的好奇心によって前進します。
スマホネイティブで情報科学に慣れ親しんだ高校生の皆さんにとっては、データサイエンスを応用した研究は、比較的身近であろうと思います。
ぜひ、疑問と好奇心を最大限に活用して、生命の新たな理解とその発展に取り組んでみてください。

 

★詳細は以下の愛媛大学公式ホームページを、ご興味のある方は部門のホームページもご覧ください。

愛媛大学公式ホームページ「データサイエンスを応用した運動器の理解と疾患治療法開発」

愛媛大学プロテオサイエンスセンター 病態生理解析部門