スケジュール 開催報告書

開催報告書(PDF:60.5MB)を作成しました。

スケジュール 開催報告

◆ 開催日:平成27年7月28日(火)~7月31日(金)

プログラム概要

 各県の教育委員会などから推薦を受けた19人の化学あるいは生物担当の高校教員(愛知県,岡山県,各2人,福島県,茨城県,神奈川県,東京都,静岡県,岐阜県,三重県,大阪府,京都府,兵庫県,鳥取県,島根県,徳島県,高知県,佐賀県,各1人)は,プロテオサイエンスセンター・プロテオリサーチ領域の林秀則教授や,その他本学の教員から,遺伝子とタンパク質に関する講義などを受けた後,理工学研究科の大学院生および理学部学生などから指導を受けながら実験に取り組みました。主な実験内容として1日目はDNA断片を接続して組換えDNAを作製し,これを大腸菌に導入しました。2日目は本キャンプの目玉となるコムギ胚芽による無細胞タンパク質合成実験を,高校向け教材として市販されているキットを主に用いて実施しました。3日目は遺伝子組換えによって作られたタンパク質を電気泳動によって分析したり質量分析装置による測定を体験したりしました。またキャンプ終了後の情報共有を目的として,本学のe-ラーニングのサイトの利用法を学習しました。多くの参加者にとってほとんど初めての実験もあり,器具の使い方や試薬の成分,各操作の意義などを学生補助員に熱心に質問していました。期間中にはセンターの各研究室において実際の研究対象や先端設備を見学し,活発な質問と説明が交わされました。参加者からは「生命科学の現状と医学への応用について聞くことができ,高校生に教えるときにより具体的なイメージをもって教えることができる」といった感想が聞かれました。最終日には参加者が5班に分かれ,それぞれ1日目に指示されていたテーマについてキャンプ中の実験の結果や考察を発表し,活発な討議によって内容の理解を深めました。

 今後,キャンプに参加した教員が無細胞タンパク質合成法やタンパク質の分析などの実験を授業に取り入れ,分子生物学や生化学に関連した生命科学教育が高校でも実施されること,また本学における生命科学の研究が県外の多くの高校生に紹介されることが期待されます。

愛媛大学ホームページにも開催報告を掲載しています。

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