プロテインアレイ
プロテインアレイとは無細胞技術を用いて合成したタンパク質のセットです。現在、我々が研究に用いているヒトプロテインアレイには、28,000種のヒトタンパク質を搭載しています。また、タンパク質の種類や機能別にカテゴリー分けを進めたフォーカスドアレイの作成も進めています。これだけの数のタンパク質を均一に調製することは、無細胞タンパク質合成技術なしには不可能です。
(コムギ無細胞タンパク質合成技術については、開発者である澤崎研究室のHPをご覧ください)
我々のプロテインアレイは以下のような特長があります。
数多くの組み替えタンパク質(数百〜数万種)を搭載。 タンパク質の濃度が一定で(濃度差10〜100倍程度)、検出が容易。※細胞や組織内では、存在比が多いタンパク質と少ないタンパク質では100万倍以上の濃度差があります。 組み替えタンパク質は固層化せず、溶液中に存在。 タイターウェルプレートの個々のウェルにそれぞれ1種類ずつのタンパク質の溶液を搭載しており、標的分子(ベイト)と1対1の反応を観察できる。 |